異業界から約3ヶ月でWebデザイナーに転職した経験をもとに、転職までの流れをまとめました。
一つの例として参考にしてもらえたら幸いです。
そもそも未経験でWebデザイナーになれるの?
結論から言うと、なれます!
実際に全く異なる業界からWebデザイナーになる方は少なくありません。
試しに転職サイトなどで探していただけるとわかると思いますが、未経験OKの求人は多く存在します。
おコトさんも実は異業界からの転職でWebデザイナーになったんですよ。
デザイン系の学校に通わなくてもなれるんだね!
STEP1 勉強する範囲をざっくり決めよう
Webデザイナーと一括りに言っても、勤める制作会社や企業によって業務範囲は異なります。
デザインのみ行う人もいれば、ディレクションやコーディングまで行う人もいるので、自分がどの範囲までできる人材になりたいのか決めましょう。(後で気が変わってもOKですよ!)
もちろん会社によってさまざまですが、下記のように就職先によってある程度特徴があります。
Web制作会社
Webデザイナーの就職先として最もポピュラー。
主に他企業の依頼を受け、Webサイト制作を行います。
広告代理店
広告代理店でのWebデザイナーの役割は会社ごとに違うため、仕事内容は一概に言い切れませんが、自社Webサイトの制作や更新作業、操作性の向上などの業務が挙げられます。
印刷やデザイン会社のWeb部門
主に販促業務に携わることが多いと思います。
Webデザインだけでなく幅広い仕事を任される傾向があり、フライヤーやチラシ、看板などといった印刷媒体のデザイン、印刷業務のアシスタントなども行うことがあります。
事業会社のWeb部門
いわゆる「インハウス」のことを指します。
仕事内容はWeb制作会社とほぼ同じで、「社内におけるWeb制作会社」のようなイメージです。
しかし、Web制作会社のように分業化できるほどデザイナーがいない場合が多く、1人のデザイナーがコーディングなどの業務まで担うことは珍しくありません。
フリーランス
企業に所属せず、フリーで活動する人もいます。
自分のペースで仕事ができ、社内の人間関係に悩むといったこともありません。
大きなメリットがある分、営業から制作まで様々なことを一人で行える必要があるので未経験からいきなりフリーランスになるのはハードルが高いといえます。
いきなりフリーランスは無理か〜
決して無理ではないですよ。
でも、初めのうちは行き詰まることも多いので相談できる先輩や上司がいる環境というのは心強いです。
フリーランスを目指したい人も、数年会社で勤めてから独立。という流れがおコトさん的にはオススメです。
STEP2 学び方を決めよう
未経験者がWebデザイナーになるためには、一般的に独学かデザインスクールに通うなどして技術を習得します。
う〜ん。どっちがいいかわからないよ…
独学かスクールか、迷いますよね。
それぞれメリットデメリットがあるので、下記を参考にしてください。
独学
メリット
- ほとんどお金がかからない
- すきま時間など、自由な時間に学べる
- 自分のペースで進められる
デメリット
- 学ぶための環境づくりを自分で考えないといけない
- モチベーションを保つのが大変
- 行き詰まった時につらい
スクールに通う
メリット
- オンラインスクールなら自宅で学べる
- 通学するタイプのスクールならパソコンや作業環境を自分で用意しなくとも学び始められる
- わからないことをすぐに聞くことができる
- モチベーションを保ちやすい、仲間ができる
- 就職のサポートをしてもらえる
デメリット
- お金がかかる
- 自分のペースで学びづらい
ちなみにおコトさんはお金がなかったので、独学でしたよ。
ある程度学んで就職することができれば、職場が学びの場になりますからね。
学びながらお給料をもらおうってことか!
おコトさん、ちゃっかりしてるね〜
ちなみに、「職業訓練校」ってよく聞くけど、あれはどうなの?
おっと、忘れていました。
職業訓練校もうまく活用できるといいですね!
実際に職業訓練で学んで就職した人たちは周りにもけっこういますよ。
軽く説明していきますね。
職業訓練校とは
失業中の人が再就職するための公共職業訓練を行う施設です。
国や自治体が主体となって運営しており、無料で授業が受けられる上、受講手当などお金が受け取れる可能性もあります。
メリット
- 簿記やパソコンから介護や建築まで幅広い講座が開設されている
- 受講料は無料
デメリット
- 申し込める時期が決まっている
- 自治体によって講座の種類はさまざま
タイミングが合えば、とても使えそうな制度だね!
そうですね。
気になる人は一度、調べてみるといいかもしれません。
STEP3 学ぶ環境を整える
独学やオンラインスクールで学ぶことを選択した方は、まず学ぶ環境を準備する必要があります。
最低限必要なのは下記の7点です。
- パソコン
- 快適なネット環境
- 初心者向けの書籍(独学の場合)
- Photoshop(デザインソフト)
- Illustrator(デザインソフト)
- エディター(コーディング用)
- ドメインとサーバー(ポートフォリオ用)
STEP4 どんどん学んでいこう
環境を準備したら、あとは勉強していくのみです!
どれくらいで習得できるのかな〜
個人差はありますが、
おコトさんは転職用のそれっぽいポートフォリオを作ることを目標に、3ヶ月間勉強しましたよ。
STEP5 ポートフォリオをつくろう
就職や転職をする際、履歴書や職務経歴書に加えてポートフォリオが必要になるケースがほとんどです。
そもそもポートフォリオって何?おいしいの?
おいしくないですよ。
ポートフォリオは簡単にいえば「自分の作品をまとめたもの」です。
ポートフォリオは紙とWeb、どっちがいいの?
どちらを求められるかは企業によるので、どちらも作っておく方がいいでしょう。
もし紙で提出を求められた場合も、WebポートフォリオサイトのURLを記載しておけば印象アップになりますよ。
自分の作品集と考えると作るのが難しそう。。と思ってしまうかもしれませんが、完璧なものを作る必要はありません。
人が作ったポートフォリオサイトなどを参考に、少し不格好でも「一度作ってみる」ことが大切です。
STEP6 求人を探してみよう
いよいよ、最後!就職先を探す段階です。
人によっては、このステップは先ほどのSTEP4やSTEP5と同時進行でも良いかもしれません。
下記のように就職先を探す方法は様々です。
転職サイトで探す
多くの人が一番最初に思いつく方法かと思います。
たくさんの求人の中から自分で探すことができます。
転職エージェントを活用する
履歴書の添削や面接のアドバイスなど、総合的にサポートをしてくれます。
自分に合った企業を紹介してくれるので一人で探すより効率的です。
人に紹介してもらう
スクールや職業訓練校に通われている人はこの方法もありだと思います。
知っている人の紹介だと、安心感もありますよね。
ハローワークで探す
ハローワークはあまり良い求人がなさそう…と思う方もいらっしゃると思いますが、掘り出し物の求人があることもあります。
少しチェックしてみるのも良いかもしれません。
転職エージェントに登録してサポートを受けつつ、転職サイトやハローワーク求人もチェックする。といった方法がオススメです。
転職エージェントってなんか高そう。。
転職エージェントは無料で利用できますよ。
企業から報酬を受け取っているので、利用者は0円で利用できる仕組みなんです。
まとめ:焦らず着実にステップを踏んで行こう
知らない業界に転職するのは勇気がいることだし、わからないことも多いと思います。
でも心配はいりません。
やるべきことを明確にして、一つひとつ着実にこなしていけばWebデザイナーへの転職は十分可能です。
おコトさんは、みなさんのチャレンジを応援していますよ。